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2月24日
「僕はここにいていいの?」
この思い、いつから?
夜明け前に目が覚めて
ふとんの中で、ぼぅっとしていた。
昨日の音楽の余韻の中で
うとうとしながら、思った。
自分は人と一緒にいたいのに
一方で人を遠ざけるような
人と自分との間に壁を作るような心のクセがある。
なぜ?
いつから?
ぼぅっと、そんなことを考えて
小さい頃の思い出の断片を探っていた。
朝食をすませてからも、
車であたりをあてもなく廻りながら
心に息づく思い出の中をさ迷っていた。

*****
僕は小学生。
学校から帰ってくると
お母さんのお客さんが一杯来ている。
お母さんは
健康補助食品の代理店を始めたばかり。
家のリビングで説明みたいな
お食事会みたいなことをしている。
「2階に行く?」
お母さんは言う。
邪魔だから2階に行ってろ、って意味だ。
しかも、お願いとか命令ではなく、
僕がそうしたいかのような言い方をする。
「うん・・・。」
「僕はここにいちゃいけないんだ。」
子ども心にそう思った。

風邪をひいて、学校を休んだ。
家には誰もいない。
お母さんは仕事で忙しい。
家になんていてられない。
僕のそばになんていてられない。
「僕はいなくていいんだ。」
「いないほうがいいんだ。」
子ども心にそう思った。
さみしかった。

自分のままじゃ、愛されないと思っていた。
だから、自分じゃない自分を演じた。
たくさん勉強して、全国模擬試験で1番になったり
学年委員になったり、
文化祭の監督指揮をしたり、
おどけたり、笑わせたり。
必要以上に一生懸命で
必要以上に頑張っていて。

すればするほど、苦しくて
やればやるほど、辛かった。
期待に応えなくちゃ
すごい人にならなきゃ。
尊敬されなきゃ
偉くならなきゃ。
頑張った結果、色んな力を手に入れた。
しかし、それは僕が欲しかったものと少し違った。
悲しい力。
それは 悲しい力 だね。
手に入れれば入れるほど、悲しいのだろうね。
空が話し掛ける。
悲しかったんだね。
寂しかったんだね。
ずっと、探していたんだね。
自分の居場所を探していたんだね。

居たいところに居ていいよ。
期待に応えなくていいよ。
したいことをしていいよ。

傷つけられたら怒っていいよ。
自分を守っていいよ。
心を閉ざしたい時は、閉ざしていいよ。
言いたくないことは、言わなくていいよ。
一人でいたいときは、一人でいていいよ。
いたくないところには、いなくていいよ。
行きたいところにいっていいよ。
自分で選んでいいよ。
必要以上に人に誠実でなくていいよ。
もっと適当でいい加減でもいいかもよ。
無愛想でもいいんだよ。
そうか、僕は演じていたのか。
気にいられるために。
ここにいないでと言われないために。
そこまでして、居場所が欲しかったのか。

*****
ギターが一緒にいてくれた。
今夜はずっとパブで一緒にギターを弾いた。

贈り物のような夜。
ここにいていいんだ。
僕は ここにいて いい。
生きて いい。
2月24日
「僕はここにいていいの?」
この思い、いつから?
夜明け前に目が覚めて
ふとんの中で、ぼぅっとしていた。
昨日の音楽の余韻の中で
うとうとしながら、思った。
自分は人と一緒にいたいのに
一方で人を遠ざけるような
人と自分との間に壁を作るような心のクセがある。
なぜ?
いつから?
ぼぅっと、そんなことを考えて
小さい頃の思い出の断片を探っていた。
朝食をすませてからも、
車であたりをあてもなく廻りながら
心に息づく思い出の中をさ迷っていた。

*****
僕は小学生。
学校から帰ってくると
お母さんのお客さんが一杯来ている。
お母さんは
健康補助食品の代理店を始めたばかり。
家のリビングで説明みたいな
お食事会みたいなことをしている。
「2階に行く?」
お母さんは言う。
邪魔だから2階に行ってろ、って意味だ。
しかも、お願いとか命令ではなく、
僕がそうしたいかのような言い方をする。
「うん・・・。」
「僕はここにいちゃいけないんだ。」
子ども心にそう思った。

風邪をひいて、学校を休んだ。
家には誰もいない。
お母さんは仕事で忙しい。
家になんていてられない。
僕のそばになんていてられない。
「僕はいなくていいんだ。」
「いないほうがいいんだ。」
子ども心にそう思った。
さみしかった。

自分のままじゃ、愛されないと思っていた。
だから、自分じゃない自分を演じた。
たくさん勉強して、全国模擬試験で1番になったり
学年委員になったり、
文化祭の監督指揮をしたり、
おどけたり、笑わせたり。
必要以上に一生懸命で
必要以上に頑張っていて。

すればするほど、苦しくて
やればやるほど、辛かった。
期待に応えなくちゃ
すごい人にならなきゃ。
尊敬されなきゃ
偉くならなきゃ。
頑張った結果、色んな力を手に入れた。
しかし、それは僕が欲しかったものと少し違った。
悲しい力。
それは 悲しい力 だね。
手に入れれば入れるほど、悲しいのだろうね。
空が話し掛ける。
悲しかったんだね。
寂しかったんだね。
ずっと、探していたんだね。
自分の居場所を探していたんだね。

居たいところに居ていいよ。
期待に応えなくていいよ。
したいことをしていいよ。

傷つけられたら怒っていいよ。
自分を守っていいよ。
心を閉ざしたい時は、閉ざしていいよ。
言いたくないことは、言わなくていいよ。
一人でいたいときは、一人でいていいよ。
いたくないところには、いなくていいよ。
行きたいところにいっていいよ。
自分で選んでいいよ。
必要以上に人に誠実でなくていいよ。
もっと適当でいい加減でもいいかもよ。
無愛想でもいいんだよ。
そうか、僕は演じていたのか。
気にいられるために。
ここにいないでと言われないために。
そこまでして、居場所が欲しかったのか。

*****
ギターが一緒にいてくれた。
今夜はずっとパブで一緒にギターを弾いた。

贈り物のような夜。
ここにいていいんだ。
僕は ここにいて いい。
生きて いい。

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