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3月4~5日
ダブリンは確かに居心地がよかった。
日本人も何人かいるし。
しかし、一方で、なんというか、音楽が生きていなかった。
パブで聴ける音楽も、僕がDoolinなどの田舎で聞いていた音楽と
少し違った。
商品、だった。
生きてる音楽が聞きたかった。
そして帰る前に、一緒にもう一度弾きたい。
行き先を考えた。
ドニゴールが浮かんだ。
一番最初に行って、いきなり風邪をひいて、死にかけた場所。
道を歩いていたらジョンに拾ってもらって、
Corner Houseというパブにつれていってもらった場所。
ジミーのバウロンが聞けた場所。
あそこからはじまって、あそこで終わる旅。
旅の形として、それが、なんか、しっくりきた。
お金を計算した。
食費が予想以上におさえられたので、
往復のバス代と宿泊費はギリギリなんとかなりそうだった。
決めた。
行こう、ドニゴールへ。
*****
更に女の子がひとり増えた。
名をゆうみさんという。
この人も面白かった。
なんというか、話し方が穏やかなのである。
穏やかっていうのかな。
面白い。道端に咲いてる花のように、ほんのりしてるって言えば分かるだろうか。
分からないか。
漫画に出てきそうな人だった。
僕はダブリンのとある楽器屋さんで、アイリッシュギターのトレーニングビデオを手に入れて
その後、昼飯の準備をしようとしていたときに、
その人にあった。
ゆうみさんと後で合流したユーラシアの彼と、ぐんじくんと、4人で、にくじゃがを作って食べた。
なんか、楽しかった。
久々に日本語で、わいわい話しながら、メシを食っている。
あたりまえのことなのだが、ありがたい。
言葉が通じる人がいる。
一緒にご飯を分かちあう人がいる。
*****
メシを食い終わって、
バス停に向かう道を
ぐんじくんと、ユーラシアくんが、一緒に送ってくれた。
3人並んで歩いている時
心地よい感覚があった。
お互い、それぞれの目的をもって、勝手に旅をしているのだが
その中で出会い、特に何をする訳でもなく、ともに時間を過ごしたこと。
不思議な一体感みたいなものを、歩きながら感じていた。
バス停に着いて、礼を言った。
なんつーか、ハグをした。
男同士、こっぱずかしい、なんでアイリッシュなん、日本人なのに。
みんなぶつくさいいながら、照れながら、でも、嬉しそうに。
そして、バスは出発した。
何度も通った道を。
僕と、ギターと、思いを乗せて。



いつきても、ドニゴールには何も無い。
でも、その何も無い平原を見ている自分は
前に来た時とは違って
胸の中が一杯だった。
たくさんの人や、暖かい約束で満たされていた。
*****
その日、バスから見た夕日は
今までみたどんな夕日より綺麗だった。

あまりに綺麗で、息を呑んだ。

地球って綺麗。

地球ってかっこいい。
やがて、日が暮れて、真っ暗になってから、ドニゴールのアルドラに着いた。
corner house のピーターは前と同じように暖かく迎えてくれた。
僕はギターを弾かせてもらった。
Doolinとは少し曲調が違った。
Doolinでは、メロディーの音程が上がるところで、メジャーからマイナーに移行することが多い。
しかし、ここでは、メジャーのままの場合が多かった。
僕はここのやりかたに習った。

アイルランドでは、曲と曲の間のブレイクタイムに
世間話をすることを大切にする。
どこからきたの、なにをしているの、これからどうするの。
他愛もない話をしながら、互いを理解しあい、ねぎらう。
そして、次の曲を始める。
この繰り返しが、人々をよりひとつにする。
そして、なんともいえないグルーブを作り出す。
前に来た時にいた、凄いフィドラーが今日も演奏した。
この人は、マスターのピーターの娘で、カーラと言った。
リバーダンスで、フィドル兼ダンサーで出演されていた人とのことだった。
演奏もすごいし、美人。
洗練された雰囲気をもつ、素敵な人だった。
隣に座っていたマットの家族と仲良くなった。
ダブリン郊外に住んでいる人で、奥さんが小学校の先生をしている。
かつて、日本から女の子が転校してきたときのことを話してくれた。
「彼女に日本の文化を紹介してもらったの。
折り紙なんて、とても面白かったわ。
日本の折り紙は、私達にはとても新鮮で面白いものなの。」
他にも、日本の挨拶や習慣を紹介してもらったと言った。
僕はこの先生は素敵な先生だ、すぐに分かった。
転校してすぐの子は、言葉がわからず、自信をなくす。
その時に、自国の文化を紹介してもらうことは、
自分が何を知っているかを自分に知らせることが出来、自信を取り戻すことができる。
僕が彼女にそのことを話したら、とても嬉しそうに抱きしめられた。
僕も嬉しかった。
素敵な先生は、いるのだ。
今日はジェイミーは来なかった。
ジェイミーのバウロンは是非、もう一度みたかった。
アイルランドに来て、バウロンを買い、練習しているが、
まるでコツがつかめない。
また、地方によって、人によって、弾き方が様々なのである。
僕はジェイミーのような弾き方が好きなのだ。
※2月12日に撮影したジェイミーのバウロン WITH カーラーのフィドル
次に来た時に、またすることが出来た。
それは嬉しいことだった。
宴もたけなわになったころ
ピーターが僕に
「日本の歌を歌って」
と言った。
僕は
「I do 分かった。」
と言い、ビギンの島人の歌を歌った。
歌う前にどんな意味の歌なのかと聞かれ、困った。
「This is a song about Island.
There is a story.
In Island there is an important thing.
It is nothing in other place.
For example sky, sea, song.
Island has important thing.」
「島についての歌です。
物語があります。
島には大切なものがある。
それは他の場所にはない。
例えば、そこの空、海、歌。
島には大切なものがある。」
難しかった。
日本語で説明するのも難しいのに
英語で説明するなんて、更に難しかった。
そして歌った。
やっぱり、イーヤーサーサのところになると、皆の目が輝いた。
歌った後、拍手喝采をもらって、抱きつかれたりした。
しばらく皆、イーヤーサーサ、スイサーサとつぶやいていたのは、
みていて、なんというか、かわいかった。
ダブリンは確かに居心地がよかった。
日本人も何人かいるし。
しかし、一方で、なんというか、音楽が生きていなかった。
パブで聴ける音楽も、僕がDoolinなどの田舎で聞いていた音楽と
少し違った。
商品、だった。
生きてる音楽が聞きたかった。
そして帰る前に、一緒にもう一度弾きたい。
行き先を考えた。
ドニゴールが浮かんだ。
一番最初に行って、いきなり風邪をひいて、死にかけた場所。
道を歩いていたらジョンに拾ってもらって、
Corner Houseというパブにつれていってもらった場所。
ジミーのバウロンが聞けた場所。
あそこからはじまって、あそこで終わる旅。
旅の形として、それが、なんか、しっくりきた。
お金を計算した。
食費が予想以上におさえられたので、
往復のバス代と宿泊費はギリギリなんとかなりそうだった。
決めた。
行こう、ドニゴールへ。
*****
更に女の子がひとり増えた。
名をゆうみさんという。
この人も面白かった。
なんというか、話し方が穏やかなのである。
穏やかっていうのかな。
面白い。道端に咲いてる花のように、ほんのりしてるって言えば分かるだろうか。
分からないか。
漫画に出てきそうな人だった。
僕はダブリンのとある楽器屋さんで、アイリッシュギターのトレーニングビデオを手に入れて
その後、昼飯の準備をしようとしていたときに、
その人にあった。
ゆうみさんと後で合流したユーラシアの彼と、ぐんじくんと、4人で、にくじゃがを作って食べた。
なんか、楽しかった。
久々に日本語で、わいわい話しながら、メシを食っている。
あたりまえのことなのだが、ありがたい。
言葉が通じる人がいる。
一緒にご飯を分かちあう人がいる。
*****
メシを食い終わって、
バス停に向かう道を
ぐんじくんと、ユーラシアくんが、一緒に送ってくれた。
3人並んで歩いている時
心地よい感覚があった。
お互い、それぞれの目的をもって、勝手に旅をしているのだが
その中で出会い、特に何をする訳でもなく、ともに時間を過ごしたこと。
不思議な一体感みたいなものを、歩きながら感じていた。
バス停に着いて、礼を言った。
なんつーか、ハグをした。
男同士、こっぱずかしい、なんでアイリッシュなん、日本人なのに。
みんなぶつくさいいながら、照れながら、でも、嬉しそうに。
そして、バスは出発した。
何度も通った道を。
僕と、ギターと、思いを乗せて。



いつきても、ドニゴールには何も無い。
でも、その何も無い平原を見ている自分は
前に来た時とは違って
胸の中が一杯だった。
たくさんの人や、暖かい約束で満たされていた。
*****
その日、バスから見た夕日は
今までみたどんな夕日より綺麗だった。

あまりに綺麗で、息を呑んだ。

地球って綺麗。

地球ってかっこいい。
やがて、日が暮れて、真っ暗になってから、ドニゴールのアルドラに着いた。
corner house のピーターは前と同じように暖かく迎えてくれた。
僕はギターを弾かせてもらった。
Doolinとは少し曲調が違った。
Doolinでは、メロディーの音程が上がるところで、メジャーからマイナーに移行することが多い。
しかし、ここでは、メジャーのままの場合が多かった。
僕はここのやりかたに習った。

アイルランドでは、曲と曲の間のブレイクタイムに
世間話をすることを大切にする。
どこからきたの、なにをしているの、これからどうするの。
他愛もない話をしながら、互いを理解しあい、ねぎらう。
そして、次の曲を始める。
この繰り返しが、人々をよりひとつにする。
そして、なんともいえないグルーブを作り出す。
前に来た時にいた、凄いフィドラーが今日も演奏した。
この人は、マスターのピーターの娘で、カーラと言った。
リバーダンスで、フィドル兼ダンサーで出演されていた人とのことだった。
演奏もすごいし、美人。
洗練された雰囲気をもつ、素敵な人だった。
隣に座っていたマットの家族と仲良くなった。
ダブリン郊外に住んでいる人で、奥さんが小学校の先生をしている。
かつて、日本から女の子が転校してきたときのことを話してくれた。
「彼女に日本の文化を紹介してもらったの。
折り紙なんて、とても面白かったわ。
日本の折り紙は、私達にはとても新鮮で面白いものなの。」
他にも、日本の挨拶や習慣を紹介してもらったと言った。
僕はこの先生は素敵な先生だ、すぐに分かった。
転校してすぐの子は、言葉がわからず、自信をなくす。
その時に、自国の文化を紹介してもらうことは、
自分が何を知っているかを自分に知らせることが出来、自信を取り戻すことができる。
僕が彼女にそのことを話したら、とても嬉しそうに抱きしめられた。
僕も嬉しかった。
素敵な先生は、いるのだ。
今日はジェイミーは来なかった。
ジェイミーのバウロンは是非、もう一度みたかった。
アイルランドに来て、バウロンを買い、練習しているが、
まるでコツがつかめない。
また、地方によって、人によって、弾き方が様々なのである。
僕はジェイミーのような弾き方が好きなのだ。
※2月12日に撮影したジェイミーのバウロン WITH カーラーのフィドル
次に来た時に、またすることが出来た。
それは嬉しいことだった。
宴もたけなわになったころ
ピーターが僕に
「日本の歌を歌って」
と言った。
僕は
「I do 分かった。」
と言い、ビギンの島人の歌を歌った。
歌う前にどんな意味の歌なのかと聞かれ、困った。
「This is a song about Island.
There is a story.
In Island there is an important thing.
It is nothing in other place.
For example sky, sea, song.
Island has important thing.」
「島についての歌です。
物語があります。
島には大切なものがある。
それは他の場所にはない。
例えば、そこの空、海、歌。
島には大切なものがある。」
難しかった。
日本語で説明するのも難しいのに
英語で説明するなんて、更に難しかった。
そして歌った。
やっぱり、イーヤーサーサのところになると、皆の目が輝いた。
歌った後、拍手喝采をもらって、抱きつかれたりした。
しばらく皆、イーヤーサーサ、スイサーサとつぶやいていたのは、
みていて、なんというか、かわいかった。
以下のことは全て私や私の友人が実際に体験した現実です。実績を作り、そこに至るまでの地図をここに残しておきました。あなたが行きたい先はどこですか。行きたい先への地図をクリックしてください。
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