教育を求めて
求めていたときは、近づこうとすればするほど、近づけず、空回りばかりしていたのに、ある時期が来ると、まるで熟した実が落ちてくるように、それは向こうから近づいてきた。ドイツ、シュタイナー教育についての旅は、そうして、まるで夢と現実のはざまをさまよう無意識の幻のように、始まった。
求めていたときは、近づこうとすればするほど、近づけず、空回りばかりしていたのに、ある時期が来ると、まるで熟した実が落ちてくるように、それは向こうから近づいてきた。ドイツ、シュタイナー教育についての旅は、そうして、まるで夢と現実のはざまをさまよう無意識の幻のように、始まった。
私たちは光の中に、色にあふれた世界の中に、生きている。本人が気づこうが気づくまいが、既に、信じられないほど、美しい世界の中に、仕組みの中に、立っている。そして、それに気づくか、気づかないかは、まさに自由。自に由るものである。
話をすること。ただ、自らが感じていること、体験していることを、人の輪の中で、聞く気のある人の輪の中で、話をする。ただ、聞いてもらう。同意も、評価も、アドバイスもすることなく、ただ聞く。共感する。話す。描く。それは、人を自ら進化させ、力強くし、自立させる。自分を知っている者を、誰もコントロールすることはできないのだから。
一緒にいること。それは目的ではない。生まれてくるときも一人であるならば、死ぬときもまた、一人。その旅の中で出会い、別れる。人にはそれぞれの道、それぞれの居場所がある。ひきとめてはいけない。ひきとまってはいけない。
教育とは、子どもたちへのかけがいのない贈り物であるべきである。-アルバート・アインシュタイン-
世界は飢えに満ちているのに、職にあぶれている人が山ほどいるのに、なにをいまさら芸術なんか、と思う人がいるかもしれない。世界中で常に必ず戦争が起きているのに、芸術なんかと。結論から言えば、芸術があるから、この程度で済んでいる。芸術がなければ、既に地球に生命は存在していなかったかもしれない。