メンタルヘルスの部分での問題を、いま自分がかかえていないでしょうか。
以下のような症状があれば、チェックしてみて下さい。
<こころの状態を知るためのチェック>
□ うつ病のチェック
気分が落ち込んでエネルギーがなくなり、からだを動かす気力もなく、
食欲もなくなり、眠れなくなったり、反対に食べてばかり、
寝てばかりになったりする。
自分はだめだと思い、夢や希望、興味を無くしたように感じ、
悲しみやつらさが胸に迫り、罪の意識にさいなまれたり、自殺願望が出たり、
落ちつかず物事に集中できなくなり、日常の生活に支障をきたすといったものです。
このうち5つ以上の症状が毎日のように、2週間以上続けば、
あなたはうつ病に陥っているかもしれません。
□ 不安症のチェック
いろいろな心配事に悩まされて、いつも不安な感じがしたり、からだがふるえたり、
肩こりなどでからだの緊張がとれない。
呼吸が速くなったり、息切れがしたり心臓がどきどきして冷や汗が出たり、
口が渇いたり、顔がほてったり気を失うような感じや嘔吐感、ゲリや頻尿などのほか、
ものを飲み込むのが難しくなったり、物音にすぐおどろいて飛び上がったりする。
じっくり落ちついたり集中することができず頭の中がまっ白になって
何も考えられなくなったり、イライラしたり、
眠れなくなったりするといったものです。
もしこれらの症状のなかで6つ以上あてはまれば、
あなたは不安症になっているかもしれません。
このほか、乗り物や人ごみがこわかったり、対人恐怖症になったり、
手を洗うことなどの特定の行動や考えにとらわれて
何度も繰り返してしまう不安症もあります。
□ ADHD(注意欠陥多動障害)のチェック
子どものときから目立つ症状で、
・ じっと静かにしていることができず、落ちつかず、いつも動き回る。
・ 何かにすぐ気をとられてしまったり、気が散ってしまう。
・ ゆっくり待つことができない。
・ 自分の番でもないのに口出ししたり、言われたことに従えない。
・ しっかり他人の言うことを聞けない。
・ 最初から最後まで物事をやりとおせない。
・ つぎからつぎへと興味が移っていく。
・ おしゃべりで他人の話をしゃ断する。
・ 物をよくなくす。
・ 衝動的で物を考えず行動する
などの症状です。このうち8つ以上あてはまれば、あなたはADHDの可能性があります。
□ 心身症のチェック
はっきりした理由がないのにからだの具合が悪くて、
精神的なものが強く関係しているとみられる症状。
たとえば、いつも吐き気があったり、胃痛、腹痛、お腹が張る、ゲリをする。
手や足先が痛む、背中が痛む、頭痛、関節や胸が痛むなど、
からだのあちこちに痛みがある。息切れ、めまい、冷や汗、記憶力の減退、
ものを飲み込みにくい、声が出ないことがある。耳が遠い、目がボヤッとしたり、
二重に見えたりする。気を失う、物覚えが悪い、けいれん、筋肉の麻痺、
発作が起きたり、尿が出にくい、歩きにくい、性交痛や生理痛、インポテンツ、
生理が不規則だったり多量に出血するなど、
気質的理由がなくいろいろなからだの障害がいつもあるならば、
あなたは心身症の可能性があります。
□ 境界性人格障害のチェック
人間関係が不安定で、刺激に反応しやすく、うつに落ちこんだり、
自殺未遂や自傷行為をしたり、空虚感にとらわれたり、
衝動的で感情の変化が激しく自己のイメージが安定しない。
相手をオーバーに理想像にしたてると思えば、
あるときはその反対にむやみに批判したりする、アルコールや薬物、盗癖、
無謀な運転、消費ぐせ、セックス、過食などにのめりこみやすい
などの症状が5つ以上あれば、あなたは境界性人格障害の可能性があります。
□摂食障害のチェック
食べ物を食べることを拒み、体重が通常の規準から15%以上落ち、
体重を増やすことができない。体重が極端に少ないにもかかわらず
体重が増えたり太ったりするのを恐れたり、自分は太りすぎていると思いこむ。
体重の減少により生理が止まるなどの症状があれば、
あなたは拒食症(アノキシア)の可能性があります。
また、大量の食料を一気に食べることを繰り返し、食べることを止められず、
そこ後故意に嘔吐したり、ゲリや利尿剤を使ったり、
極端なダイエットや絶食をしたり、激しい運動などで体重が増えることを防ごうと
するのは、過食嘔吐(ブリミア)というものです。
むやみと過食をし、食べるのが止められないもので、
体重が体に弊害をもたらすほど増えるものは、オーバーイーティングと言います。
これらは全て摂食障害(イーティング・ディスオーダー)と言われる症状です。
□依存症のチェック
アルコールや薬物(処方薬も含む)を自分が予定していた量よりも、もっと多く、
またもっと長い間飲んでしまったり使ったりする。
量を減らしたいと思ったり、減らす努力を何回がするが成功しない。
アルコールや薬物を手に入れるため異常な努力と時間を費やす。
仕事、学校や課程での役割を果たせなかったり、
車の運転などをするのに酔っぱらったり、ハイになったり、
退薬反応(薬物を使用するのを止めたとき、冷や汗や悪寒、
けいれんなどの体の反応や、精神的なあがきを感じる)を示したりする。
アルコールや薬物のために、重要な社会的な責任、仕事、レジャーの約束などが
果たせないでつぶれる。
からだや社会生活、人間関係、精神的に弊害が出ることがわかっていながら
止められない。アルコールや薬物に対する耐薬力ができ、もっと多量に、
もっと強力なものが必要になる。
以上の中で3つ以上の症状が、1ヶ月以上続いたり、
長い間に何回も繰り返し起こっている場合、依存症になっているといえるでしょう
(参考資料)
『アダルト・チルドレンと癒し』(西尾和美)
