おずぃぢゃ。
たまにはでてこないとの。
忘れられるでの。
今日は旅の話。
おず君は旅が好きぢゃの。
そして、おず君に限らず
人はみな、旅をしている。
引越し。
仕事の転職。
人との出会い、
別れ。
そして、
生と死。
これらはみな旅ぢゃ。
生きることそのものが
旅なのぢゃ。
しかし、そのことに
気づいている人はごく稀ぢゃ。
多くの人が
今、自分がいるところが最悪で、
すばらしいもの、
すばらしい景色
すばらしい人は
ここ以外のどこか遠くにあると
信じて疑わない。
他の全ては信じないくせに
そのことだけは、強く信じている。
おず君は
世界を旅した。
そして、気づいたのだそうぢゃ。
日本はすばらしい。
遠くいかなくても
身近にすばらしいところ、
人、景色がたくさんある。
ここがいいと。
一週回って、今いるところの
よさに気づく。
これが旅ぢゃ。
今、目の前にあるもの。
そして、今、ある自分。
そのよさ。
かけがえのなさ。
せつなさ。
はかなさ。
まぶしさ。
それに気づけること。
これが幸せというものぢゃ。
そして
その機会は等しくある。
だれでも
いつでも、今、ここで
できることぢゃ。
芸術とは
今あるもの、もっているものを
十分に味わうことぢゃ。
そして、旅とは
そんなにたくさんのものを背負い込まなくても
生きていけるということに
気づいて、この世界に飛び込むことぢゃ。
世界は広い。
テレビではわからないものがある。
教科書には書いていない、空気がある。
それには、現場に行き
味わうこと以外、
知るすべはない。
そこからでてきてごらん。
そなたは
考えるために
正解を得るために生まれてきたのかな。
それとも
自ら味わい、体験するために
生まれてきたのかな。
たくさん、転び、
そして、また、起き上がるのぢゃ。
それを旅というのぢゃ。
そこで、そなたは知るぢゃろう。
世界は一通りではないということを。
答えはひとつではなく、
いくつもある、という真実を。
多様のものが
多様のままに共存する、世界を
